Windows クライアントからプリンタサーバー経由でプリンターを追加しようとした際、エラーコード 0x00000bcb が発生し、プリンタードライバーをインストールできない事象に遭遇しました。
発生した現象
プリンタサーバー上で共有されたプリンターに接続しようとすると、以下のようにエラーが表示されてインストールに失敗する。

原因
2021年の PrintNightmare 対策以降、WindowsではPoint and Print経由のプリンタードライバーインストールに対するセキュリティが強化されました。
既定では RestrictDriverInstallationToAdministrators が有効となり、ドライバーインストール時の権限制御が厳しくなっています。今回の環境では管理者権限を持つユーザーで操作していましたが、レジストリを設定することで問題が解消しました。
解決方法
以下のレジストリを追加しました。此方の環境では \Printers\PointAndPrint 自体存在しなかったので新規作成しました。
| 項目 | 内容 |
| レジストリキー | HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Printers\PointAndPrint |
| 値の名前 | RestrictDriverInstallationToAdministrators |
| 種類 | REG_DWORD |
| 効果 | 管理者権限なしで Point and Print によるドライバーインストールを許可 |
| 注意事項 | セキュリティリスクが増加するため恒久対応は非推奨 |
なぜ解決するのか
この値を 0 にすると、Point and Print 利用時に管理者権限が必須ではなくなります。結果として、プリンタサーバーからのドライバー取得が許可され、接続できるようになります。
なお、本事象はローカル管理者権限を持つアカウントで発生しました。管理者権限不足ではなく、Point and Print関連の制御が影響していた可能性があります。
セキュリティの注意点
Microsoft はこの設定を恒久的に使用することを推奨していません。公式ドキュメントでは、
値を 0 にするとデバイスが脆弱になる可能性がある
と明記されています。そのため、本設定はあくまで一時的な回避策として利用し、プリンタードライバーの事前配布信頼できるプリンタサーバーのみ許可グループポリシーによる Point and Print 制御などの方法への移行を検討することをおすすめします。

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