Disk quota exceeded とメールが届く

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メールが実際に届いているユーザのメールサーバのメールボックスの一杯になっている。厳密にはメールサーバのquota(容量制限)に引っかかっていることが原因。メールを削除するか制限を上げる必要がある。放置しているとメールが受信できなくなってしまうため、システム管理者ではない場合はすぐにシステム管理者に連絡しよう。

メールサーバを確認する

ここからはメールサーバ管理者側の作業

メールサーバにログインして、対象ユーザの状況をquotaコマンドで確認する。メールサーバはPostfix + dovecot の環境

# quota -u testuser
Disk quotas for user testuser (uid 1999):
     Filesystem  blocks   quota   limit   grace   files   quota   limit   grace
      /dev/sda5 1015836* 972800 1048576    none    5367       0       0

blocks にアスタリスクが付与されており、制限に達していることを示している。

対処法①quota 値を変更する。

edquotaコマンドで quota 値を編集する。edquota [対象ユーザ] でエディタが起動し、vi で直接編集する。制限にはソフトリミットとハードリミットが存在し、下記の通り

hard制限を超えるとファイルを書き込みできなくなる。
soft 制限超過後、書き込みは可能だが警告が出るようになる

eduquota [対象ユーザ]で編集する。ユーザはtestuser とする。

# eduquota testuser
Disk quotas for user testuser (uid 1999):
  Filesystem                   blocks       soft       hard     inodes     soft     hard
  /dev/sda5                   1015840    1528000    2048576       5368        0        0

quota -u で確認。soft hard 共に増やしました。確認コマンドで*(アスタリスク)の表示が消えていることが確認できる。

# quota -u testuser
Disk quotas for user testuser (uid 1999):
     Filesystem  blocks   quota   limit   grace   files   quota   limit   grace
      /dev/sda5 1015840  1528000 2048576            5368       0       0

対処法②メールを削除する

設定を変更するのがNGな場合はたまっているメールを削除する。メールクライアントから削除するなり、メールサーバから直接削除するなど方法がある。メールサーバから削除する場合は、環境にもよるが、/home/testuser/Maildir/cur 配下にたまった古いメールなどを削除すればよい。ある日付より古いメールを削除するなどの方法はLinux find コマンドを便利に使うの記事を参照。

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